サウナで交代浴

いよいよサウナでの温冷交代浴に入りましょう。普通のお湯だけではなく、いよいよサウナでの温冷交代浴です。
90℃~100℃となるサウナに8~10分程度入ってから、冷水シャワーや水風呂に入ってください。冷水を浴びた後はしばらく休憩してから、熱いサウナに再び入るようにして、これを何度か繰り返してください。そうすることで湯船の温冷交代浴とも同様の効果が出てきます。
先ほども温冷交代浴の効果についてちょっと触れましたが、血流をよくすることで疲労回復には最高なのです。熱いサウナに入ると、身体は体温の上昇を防ぐために血流量を増加させて体熱を逃がそうとします。実際には毛細血管が太く広がります。
今度は逆に、冷たい水風呂に入ると、身体は体熱の放出を防ぐために毛細血管を収縮させます。こうした温冷交代浴をするのですから、毛細血管の拡張と収縮は交互に行われることになり、血管のポンプ作用も活発になります。血管の活発なポンプ作用で血流が良くなり、そのために疲労物質(乳酸や老廃物など)を取り除くことができるのです。
そして自律神経の乱れを整える効果もあります。ご存じの通り、自律神経には、身体の緊張を解きほぐしてリラックスさせる「副交感神経」と、血の循環を活発にしてエネルギーを充満させる「交感神経」があり、これが交互に切り替わることでバランスを保っています。これに温冷交代浴が大きく関わってくるのです。